2008年02月12日
「風に乗って」 №6
◇ 熊本のギャラリー ◇ 2008年2月号のコラム(連載)より
サイクリング倶楽部「一駆」の誕生~№5
2008年2月号「風に乗って」6回目
どうにか梅雨も終わりに近づいた。
7月22日は曇りとなり自転車一駆のメンバー6名は、朝9時30分に甲佐の簗場を目指し出発した。
6月の終わりから降り続く雨に美里町付近は、洪水災害にみまわれている、そんな時にサイクリング気分で災害地に行くのはどうだろうと言う意見もあったが、会長のK・Oさんのたっての希望で決行されたのだ。
一駆のメンバー達は、今までサイクリングロードを中心に走っていて、初めて長距離で車道を走る体験をした。
江津どもを抜け嘉島の田園地帯を順調に走っているように思えたが、1回目の休憩の時、会長のK・Oさん、ママさんがどうやら気分が悪いらしく、副会長のT・Mさんが「大丈夫ネ!」と心配そうに声を掛けている。
K・Oさんは、前の晩にお酒をチョト飲みすぎのようだ。ママさんもお酒は飲まないが、寝不足と暑さと初めての歩道のボコボコで胃がむかついているようだ。
まぁー、それでもどうにか目的地の簗場に着いた。
観光客で賑わっているらしく、しばらく待たされた。その間、T・Tさん・T・Mさんは、頭から水をかぶり気持ちよさそうだ。
体調が良くないママさんは、帰りが心配なのだろか、マスターに車で迎えに来るよう連絡している。
ところが、マスターの返事は、「ゆっくりポチポチ帰っておいで。」と言うのである。さすがのママさんもあきれ果てていた。
ようやく待望の鮎料理が刺身、塩焼き、南蛮漬けと次から次へとコースで運ばれて来た。
まるで宴会コースのようだと言いながらアユを満喫している男性5人を横目に、アユを食べられないママさんだけ特別に鳥のから揚げを用意してもらった。だが、アユ料理しかない所でから揚げを注文する人も珍しい事だ。後で話を聞くと、鮎料理コースが約3,800円で、から揚げも3,000円近くの料金だったとぼやいていた。
お腹も一杯になったメンバー達は、爽やかな風のなか暫しの休憩をして甲佐の簗場を後にした。
帰り道、会長・副会長・メタボさん・ナスビさん、T・Tさん・ママさんと列をなし走っていたが、途中から二人T・Tさんとママさんの姿が見えない。会長のK・Oさんが「休憩の所で待っていれば追いつくでしょう。一本道だから」と言い4人はのんびり休憩をしていた。
つづく

テッシュペーパーに筆ペンで書かいたイラスト。。流石~橋田編集長


2008年2月号「風に乗って」6回目
どうにか梅雨も終わりに近づいた。
7月22日は曇りとなり自転車一駆のメンバー6名は、朝9時30分に甲佐の簗場を目指し出発した。
6月の終わりから降り続く雨に美里町付近は、洪水災害にみまわれている、そんな時にサイクリング気分で災害地に行くのはどうだろうと言う意見もあったが、会長のK・Oさんのたっての希望で決行されたのだ。
一駆のメンバー達は、今までサイクリングロードを中心に走っていて、初めて長距離で車道を走る体験をした。
江津どもを抜け嘉島の田園地帯を順調に走っているように思えたが、1回目の休憩の時、会長のK・Oさん、ママさんがどうやら気分が悪いらしく、副会長のT・Mさんが「大丈夫ネ!」と心配そうに声を掛けている。
K・Oさんは、前の晩にお酒をチョト飲みすぎのようだ。ママさんもお酒は飲まないが、寝不足と暑さと初めての歩道のボコボコで胃がむかついているようだ。
まぁー、それでもどうにか目的地の簗場に着いた。
観光客で賑わっているらしく、しばらく待たされた。その間、T・Tさん・T・Mさんは、頭から水をかぶり気持ちよさそうだ。
体調が良くないママさんは、帰りが心配なのだろか、マスターに車で迎えに来るよう連絡している。
ところが、マスターの返事は、「ゆっくりポチポチ帰っておいで。」と言うのである。さすがのママさんもあきれ果てていた。
ようやく待望の鮎料理が刺身、塩焼き、南蛮漬けと次から次へとコースで運ばれて来た。
まるで宴会コースのようだと言いながらアユを満喫している男性5人を横目に、アユを食べられないママさんだけ特別に鳥のから揚げを用意してもらった。だが、アユ料理しかない所でから揚げを注文する人も珍しい事だ。後で話を聞くと、鮎料理コースが約3,800円で、から揚げも3,000円近くの料金だったとぼやいていた。
お腹も一杯になったメンバー達は、爽やかな風のなか暫しの休憩をして甲佐の簗場を後にした。
帰り道、会長・副会長・メタボさん・ナスビさん、T・Tさん・ママさんと列をなし走っていたが、途中から二人T・Tさんとママさんの姿が見えない。会長のK・Oさんが「休憩の所で待っていれば追いつくでしょう。一本道だから」と言い4人はのんびり休憩をしていた。
つづく

テッシュペーパーに筆ペンで書かいたイラスト。。流石~橋田編集長

