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Posted by おてもやん at

2008年03月25日

「風に乗って」 №7

◇ 熊本のギャラリー ◇ 2008年3月号のコラム(連載)より

自転車サイクリング倶楽部「一駆」の誕生~№7

「風に乗って」(七) 連載
                      著/きたの・みなみ 

「もう20分位なるけど二人は、遅いですね」と会長のOさんが言い出した。
「そう言えばチョッと遅いねー」「道を間違える訳ないと思うけど」と副会長のMさんも心配げに言い出した。
すると今度は、「そう言えば、橋の近くで救急車が走っていたが、もしかして、ママさんの気分が悪くなって救急車で運ばれたのかも知れない。」とメタボのHさんが言い出した。

皆の顔が急に変わった。「それじゃ、とにかくバックして探そう。ナスビさん、貴方が一番元気だからチョッと見て来て」とメタボのHさんが言い出した。ところが、ナスビさんは、「今日は急いで帰りたいです。だから先に行きます。」
「そんなら、荷物をもって先に行きよんなっせ」「後で追いつくけん」とメタボのHさんとやり取りをしていた。
会長のOさんも体調は良くないが、副会長のMさんと二人で、今来た道を探しに行った。
  
そのころ、ママさんとT・Tさんは、皆に追いつこうと一生懸命に走っていた。
すると、後ろから、「ママさん、この道、違うと思うけど」とT・Tさんが言い出した。 
「えっ、真っ直ぐ来たけど、間違っている?」「向こうの橋を渡らないといけないと思うけど」と遠く離れた後方を指差した。

「T・Tさん、この道を真っ直ぐ行くと、どこに行くの?」「多分、城南の方だと思うけど」「それじゃ、戻って、あの橋まで行く?」「そうですネー」と思案しているT・Tさんに構わず、「面倒だからこの先から向こうにつながっている道を行きましょう。」とだいたい面倒くさがりやのママさんが言い出した。

ところが、行けども、行けども、皆に追いつかない。
「おかしいネ、メタボのHさんがいるのだから、休憩しないはずないヨネ」「どこかで、追い抜いたのかもしれないですね。」と話しながら走り続けた。

「チョッと、会長に電話してどこに居るのか聞いてみよう」とママさんが携帯に掛けるけど返事がない。
まだ、走っているのかも?と思いながらも、今度は、Hさんに携帯にしてみた。すると「アータ達は、どこにオッとね」大きな声が帰ってきた。

「今ね、御船の高速の下よ」「動かずに、そこでまっときなっせ」と携帯を切った。ピッピ
T・Tさんとママさんは、云われたように皆を待っていた。
三〇分ほどすると向こうから二人競争でもしているかのようにナスビさんとHさんが風を切って走ってきている。

T・Tさんとママさんの前に来るなり、「ナスビに勝ったバイ」と息を切らしながら自慢げに云ったかと思うと「会長・副会長があーた達ば探しにいっととバイ」とママさんたちの事より足腰が強いナスビさんに自転車での競争に勝ったことのほうが嬉しそうなHさんである。

しばらくすると、会長・副会長も合流しとにかく何事もなく無事いつもの喫茶店に帰ってきた。
ドア開けるなり「マスター今日は、大変だったバイわーピッピ」とヒーヒー・フーフーと身体を揺すりながらHさんが、報告をしている。                                            
                                       次回へつづく


  


Posted by 一駆 at 18:15
Comments(0)コラム

2008年03月13日

一駆新聞 第11号

自転車ブー第11回定例走行会 初の県外遠征 ≪島原温泉≫

雨ノモ負ケズ、風邪ニモマケズ、冬の寒サニモマケズ・・無謀なシニアと言う事なかれゲンコツえーっと…
溢れんばかりの漲る勇気で、6名の勇士が跳び走ったのです。

!、やっぱりすったもんだの道中記メモ
橋田編集長、渾身の「一駆新聞」↓お待たせしました。どうぞご覧下さい。クラッカー


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Posted by 一駆 at 18:00
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